交流会の参加代行とは?代理出席で頼めること・料金・頼む前の注意点

約14分メイシトル編集部
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交流会の案内は毎月届く。行けば何かにつながるかもしれない。でも経営者本人の予定は埋まっていて、営業担当を出すほどの確信もない。そうして招待メールを閉じる——。

この「行きたいが行けない」の受け皿として、交流会の参加代行というサービスがあります。代行者が依頼企業の代わりに交流会へ出て、会話し、名刺を交換し、報告する。検索すると、似た名前の「代理出席」サービスもいくつか並びます。

ただ、比べてみると中身はかなり違います。そして、頼む前に決めておかないと後で困る点——代理であることをどう伝えるか、受け取った名刺を誰がデータにするか——は、ほとんどのページに書かれていません。本記事ではそこを整理します。

3行サマリー

  • 交流会の参加代行は「代わりに出席し、会話・名刺交換・報告までを引き受ける」サービス。人数合わせ・サクラ型の代理出席とは目的が逆
  • 料金は月額制が中心。2026年10月27日に公開料金を確認できたコネクターギルドと株式会社やってみるでは月20,000円〜150,000円(税抜・税別)の幅があり、コネクターギルドは交流会の参加費・交通費を実費で別にしている
  • 頼む前に決めるのは3つ。代理であることの名乗り方、主催者への確認、受け取った名刺のデータ化と受け渡し

交流会の参加代行とは

要点: 依頼企業の代わりに代行者が交流会へ出席し、会話・名刺交換を行い、その結果を報告するサービスです。

2026年10月時点で公式サイトの内容を確認できた例は次の2つです。

  • コネクターギルド(株式会社Matto): 公式サイト(2026年10月27日確認)に、戦略会議→専属コネクターが代わりに出席して会話・名刺交換→即日レポート→報告会議→名刺交換相手へのお礼メール、という流れを掲載しています。レポートには出会った相手、会話の内容と関心、次の行動が入るとしています。対応エリアは東京都内と首都圏(神奈川・千葉・埼玉)です
  • 株式会社やってみるの「異業種交流会 参加代行」: マーケットプレイスのlink-baseに出品されているサービスで、出品ページ(2026年10月27日確認)では、事前ヒアリングののち代表が代理出席し、本人のネットワークからの紹介も行う形と説明しています。対応エリアは「日本全国」です

どちらも、商談や成約を約束するものではありません。コネクターギルドのガイド記事(2026年7月23日公開)は、「必ず会えるとは限りません」と書いたうえで、最終判断は依頼企業が行うとしています。

人数合わせ・サクラ型の「代理出席」とは別物

「交流会 代理出席」で検索すると、パーティーやイベントの人数合わせ、場の盛り上げを目的とした代理出席サービスも上位に並びます。こちらは参加者として場に溶け込むことが仕事で、依頼主のために商談相手を探して報告するものではありません。

ビジネスの参加代行 人数合わせ型の代理出席
目的 依頼企業の商談の種を持ち帰る 参加人数の確保・場の盛り上げ
代理であることを 伝える(伝えるべき) 伝えない前提のことが多い
成果物 報告書・名刺・次の行動 当日の出席そのもの
料金の立て方 月額・契約期間制が中心 1名・時間単位が中心

(各サービスの公開情報をもとにした、2026年10月時点の一般的な整理です。)

人数合わせ型の中には、セミナーなどの出席代行のオプションとして、架空の名刺を作って名刺交換に対応すると公式サイトに掲載している例もあります(2026年10月27日確認)。依頼企業の名前で交流会に出るのに、相手が受け取る名刺が架空のものでは、後日の連絡で信用を失います。

見積もりを依頼する前に、どちらの型のサービスかを確認してください。名前が似ているだけで、買っているものがまったく違います。

参加代行で頼めること・頼めないこと

要点: 頼めるのは「出席・会話・名刺交換・報告」まで。決裁や約束は依頼企業にしかできません。

頼めること

  1. 出席と会話 — 事前に伝えた自社の紹介内容と、探している相手の条件に沿って会話する
  2. 名刺交換 — 依頼企業の名刺、または代行者の名刺に依頼企業名を添えて交換する
  3. 報告 — 出会った相手、話した内容、相手の関心、次に取るべき行動をまとめて渡す
  4. お礼メール(サービスによる) — 名刺交換した相手に、当日〜翌日にお礼を送る

頼めないこと

  • 価格・納期・契約条件の約束。代行者には決裁権がありません。その場で条件を聞かれたら「担当から改めてご連絡します」で持ち帰るのが原則です
  • 会える相手の保証。参加者の顔ぶれは当日まで分かりません
  • 依頼企業の代わりに長く関係を育てること。2通目以降の連絡、面談、提案は依頼企業の仕事です

最後の点が、参加代行で最も見落とされやすいところです。代行者が持ち帰るのは「きっかけ」で、関係を続けるのは依頼企業です。ここは後の章で詳しく扱います。

料金の目安(2026年10月時点の公開料金)

要点: 月額制・契約期間制が中心です。交流会の参加費と交通費は別料金のことが多いので、総額で比べます。

サービス 料金(公開情報) 条件・備考
コネクターギルド(株式会社Matto) 月1回プラン 月20,000円/月3回プラン 月50,000円/月5回プレミアム 月150,000円(いずれも税抜) 営業準備金: 月1回は初月無料・継続時のみ2か月目に30,000円、月3回と月5回プレミアムは100,000円(初回のみ)。プレミアムは6か月〜。交流会参加費・交通費は実費
株式会社やってみる(link-base出品) 12か月契約 月60,000円/6か月 月70,000円/3か月 月100,000円(いずれも税別) 一括払いで10%引き。固定報酬制

出典: コネクターギルド公式サイト(https://cn-guild.jp/ )、link-base 出品ページ(https://link-base.jp/service/item/7341 )。いずれも2026年10月27日に確認した内容で、料金は改定される場合があります。

比較するときは、月額だけでなく次の3つを足した1回あたりの実質費用で見ると判断しやすくなります。

  • 月額 ÷ 月の参加回数
  • 準備金・初期費用を契約期間で割った額
  • 交流会の参加費と交通費(実費のことが多い)

頼む前に決めておきたい3つのこと

要点: サービスページにほとんど書かれていないのが「名乗り方」「主催者への確認」「名刺の扱い」です。ここが曖昧だと、相手の信頼と個人情報の両方で問題が起きます。

① 代理であることを、どう名乗るか

代行者は、名刺交換の相手にどの会社の代理で来ているかを伝えるべきです。

理由は2つあります。1つは信頼です。後日、依頼企業から連絡が来たとき、相手が「あの場で話したのは誰だったのか」と戸惑えば、その時点で関係は冷えます。

もう1つは個人情報の扱いです。個人情報保護委員会のFAQ(Q4-16)は、「個人情報取扱事業者の従業者であることを明らかにした上で名刺を交換した場合」、相手にはその会社から広告宣伝の冊子や電子メールが届くことについて「一定の予測可能性がある」と解しています。名刺交換で受け取った連絡先にメールを送れる根拠の一つがこの予測可能性です。

代理参加は、この「従業者が名刺を交換する」という前提から外れます。FAQは代理参加について直接は答えていないため、少なくとも依頼企業の名前を明らかにしてから名刺を交換し、依頼企業の名刺を渡す運用にしておくのが安全です(当メディアの整理であり、個別の事案への法的助言ではありません)。

実際、コネクターギルドの代行者募集記事(2026年7月24日公開)も、身分は偽らず「実は今日は、〜会社の代理で伺っていまして」と会話の中で伝える、としています。

② 主催者に代理参加を認めてもらえるか

代理参加を受け付けない交流会もあります。たとえば士業と経営者の交流会「ExecutiveTACT」は、公式サイトで「士業&経営者交流会への代理参加は受付しておりません」と明記し、申し込みにはフルネームが必要としています(2026年10月27日確認)。

申し込みの段階で、代理参加であることを主催者に伝え、可否を確認してください。コネクターギルドも公式サイトで「代理参加の可否は、交流会主催者の規定を確認します」と明記しています(同日確認)。

あわせて決めておくと当日困らないのが次の2点です。

  • 参加者名簿・名札に、依頼企業の名前と代行者の名前のどちらで載るか
  • 自己紹介の時間がある会で、何と名乗るか

③ 受け取った名刺を、誰がいつデータにするか

ここが最も抜けやすい点です。代行者が持ち帰るのは紙の名刺の束と報告書です。名刺がその日のうちに検索できるリストにならなければ、依頼企業は2通目以降の連絡ができません。

契約前に、次の4つを書面で決めておきます。

  1. データ化の担当と期限 — 代行者がやるのか、依頼企業がやるのか。いつまでに
  2. 渡す形式 — Excel・CSVなど、自社の顧客管理表にそのまま取り込める形か
  3. 原本の扱い — 紙の名刺を返却するのか、廃棄するのか
  4. 代行者の手元からの削除 — 活動終了後に名刺情報を残さないこと

個人情報保護法では、個人データの取り扱いを外部に任せた側に、委託先を監督する義務があります(25条)。個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)は、その中身として①適切な委託先の選定、②委託契約の締結、③委託先での取り扱い状況の把握、を挙げています。代行者が依頼企業のために名刺を受け取り、データにして渡す形はこれに当たりうるため、口約束でなく書面に残しておくと安心です。なお、コネクターギルドは公式サイトで、代行者全員と秘密保持契約を結び、名刺情報は活動終了後に代行者の手元に残らないとしています(2026年10月27日確認)。

名刺を個人情報としてどう扱うかの全体像は名刺は個人情報にあたる?にまとめています。

参加代行の成果は「名刺のその後」で決まる

要点: 代行者が作れるのはきっかけまで。関係を続けられるかは、依頼企業の手元に「連絡できるリスト」が残るかで決まります。

参加代行を頼む会社の多くは、経営者や営業担当の時間が足りない会社です。時間が足りない会社では、代行者から受け取った名刺の束もまた後回しになります。報告書は読んでも、名刺を1枚ずつ転記してお礼の続きを送る時間は取れない。そうなると、代行費用で手に入れたきっかけが引き出しの中で止まります。

交流会の後に名刺が使われないまま終わる構造は、本人が参加した場合と同じです。詳しくは異業種交流会は意味ない?と交流会でもらった名刺、その後どうする?で扱っています。

そのため参加代行を選ぶときは、報告書の質と同じくらい、名刺がどの形で、いつ手元に届くかを比べる価値があります。

観点 自社で参加 参加代行(報告まで) 参加代行(リスト化・お礼メールまで)
経営者・担当者の時間 当日の数時間+移動 打ち合わせと報告確認のみ 打ち合わせと報告確認のみ
名刺がデータになるまで 自分で入力するまで 依頼企業が入力するまで 当日中にリストで受け取る
お礼メール 自分で送る 自分で送る 代行側が送る
2通目以降の連絡 自社 自社 自社(リストがあるので始めやすい)
向いている会社 本人が人脈を広げたい 報告から自社で動ける体制がある 名刺の入力とお礼に手が回らない

(一般的な整理であり、個別のサービスの品質を比較したものではありません。各サービスの範囲は時点により変わるため、見積もり時にご確認ください。)

メイシトルの運営元による参加代行

宣伝を含むので、事実だけ書きます。当メディアの運営元は、名刺OCRツール メイシトル を提供しており、交流会の参加代行も受け付けています。

  • 代理で交流会に参加し、名刺交換を行います
  • 受け取った名刺は、その日のうちにメイシトルでリストにしてお渡しします。会社名・氏名・部署・役職・メール・電話などの12項目が列に分かれたリストで、CSV・Excelで書き出せます
  • 名刺交換した相手へのお礼メールの送信まで引き受けます

代理であることの伝え方、お礼メールの文面と送信者名、参加する会の選び方は、ご依頼時にすり合わせます。料金は参加回数・内容に応じてお見積もりします。対応できる地域・日程も個別にご案内します。

ご相談は相談フォームから、メールアドレスとご相談内容をお送りください。折り返しご連絡します。

ご自身で交流会に出る場合は、メイシトルをそのまま使えます。名刺をスマホで撮ると12項目のリストになり、交流会ごとにフォルダを分けて管理できます。無料プランは累計3枚まで(クレジットカード登録不要)なので、次の交流会の名刺で試せます。

よくある質問

Q. 交流会の参加代行とは? 依頼企業の代わりに代行者が交流会へ出席し、会話・名刺交換を行い、結果を報告するサービスです。商談や成約を約束するものではなく、最終判断は依頼企業が行います。

Q. 料金はいくら? 2026年10月27日時点の公開料金では、コネクターギルドの月1回プランが月20,000円(税抜)、株式会社やってみるの12か月契約が月60,000円(税別)からです。参加費・交通費の扱いまで含めて比べてください。

Q. 代理であることは相手に伝えるべき? 伝えるべきです。どの会社の代理かを明らかにしてから名刺を交換しておくと、後日の連絡が自然になり、個人情報の扱いの面でも安全です。

Q. 主催者の許可は必要? 会によって扱いが異なるため、申し込みの段階で代理参加であることを伝えて可否を確認してください。

Q. 人数合わせ・サクラの代理出席とは何が違う? 目的が逆です。人数合わせ型は場に溶け込むこと、ビジネスの参加代行は代理であることを伝えたうえで商談の種を持ち帰ることが仕事です。

Q. 代行者が受け取った名刺はどう扱う? データ化の担当と期限、渡す形式、原本の扱い、代行者の手元からの削除を、契約前に書面で決めておきます。

まとめ:代行で買うのは「出席」ではなく「次に連絡できる状態」

  • 参加代行は、出席・会話・名刺交換・報告までを任せるサービス。人数合わせ型の代理出席とは別物
  • 料金は月額・契約期間制が中心。参加費・交通費を足した1回あたりの実質費用で比べる
  • 代理であることを名乗る、主催者に確認する、名刺の扱いを書面で決める。この3つが頼む前の条件
  • 成果は名刺のその後で決まる。その日のうちにリストが手元に届くかを比べる

交流会に行けない理由が時間なら、代行は有効な選択肢です。ただ、代行者が持ち帰った名刺が机の上で止まるなら、自分で行けなかったときと結果は変わりません。頼む前に「名刺はいつ、どの形で届くのか」を確認してみてください。

交流会の参加代行のご相談は → 相談フォーム


※本記事の注記: 本文中のサービス内容・料金は、コネクターギルド公式サイト(https://cn-guild.jp/ )、同ガイド記事「交流会参加代行はどう進む?」(https://cn-guild.jp/guide/016/ 、2026年7月23日公開)、同代行者募集記事(https://note.com/shin_matto/n/nea2f3dcb2017 、2026年7月24日公開)、link-base 出品ページ(https://link-base.jp/service/item/7341 )、ExecutiveTACT(https://tact-business.jp/executive-tact/ )に基づき、いずれも2026年10月27日に確認しました。料金・提供範囲は改定される場合があるため、最新の情報は各公式でご確認ください。名刺交換と利用目的に関する記述は個人情報保護委員会のFAQ(Q4-16、https://www.ppc.go.jp/all_faq_index/faq1-q4-16/ )、委託先の監督は個人情報保護法25条(https://laws.e-gov.go.jp/law/415AC0000000057 )および個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ )に基づきます。代理参加への当てはめは当メディアの整理であり、個別の事案については専門家にご相談ください。メイシトルおよび参加代行は当メディアの運営元が提供するサービスであり、記載の内容は執筆時点の一次情報です。